GWに観るべき映画はこれだ! 映画ライター金澤誠氏セレクトする10作品

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社会派作品やエンタメ作品も充実

 社会派作品では、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督の「オールド・オーク」が、見応え十分。すたれた炭鉱町を舞台に、ここにやって来たシリア難民と、彼らと友情を育むパブの店主との触れ合いを通して、イギリスに蔓延する貧困と難民への差別に向き合う人々を描いた感動作である。また第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で審査員特別賞を受賞した藤元明緒監督の「LOST LAND/ロストランド」も力作。バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプから、家族との再会を願って遠いマレーシアを目指す、9歳と5歳の姉弟を描いたロードムービーで、実話を基にしているだけにリアルな人間ドラマになっている。

 文句なく楽しめるエンタメ作品では、目黒蓮主演の「SAKAMOTO DAYS」(4月29日公開)が一押し。これは引退して今は個人商店の店長をしている伝説の殺し屋・坂本太郎が、彼の首にかけられた10億円の懸賞金目当てにやって来る刺客と戦っていくもの。ほのぼのとした日常と壮絶なアクションを融合した、福田雄一監督によるマンガ原作のアクションコメディーだ。他にも「仮面ライダーアギト」で仮面ライダーG3を演じた要潤が、超能力を操る者たちとの戦いに巻き込まれていく、仮面ライダー生誕55周年記念作品「アギト-超能力戦争-」(4月29日公開)、スティーブン・キングの短編小説を原作に、滅亡していく世界の中で、ある男性の数奇な人生が明かされていく異色のSFミステリー「サンキュー、チャック」(5月1日公開)など、多彩な作品が揃った今年のゴールデンウイーク。心に潤いをもたらす映画を見て、大型連休を過ごしてみてはいかがだろう。

(金澤誠/映画ライター)

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