著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

今いくよさんのお宅には“つけまつげ”が30種類近くも リポーターが「集めてはるんですか?」と聞くと…

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 素顔のいくよさんは、ソフトボールでインターハイで準優勝し、首位打者になった高校時代の集合写真から変わっていませんでした。少年っぽさが残っていて、関西で言う“おぼこい(あどけない、子供っぽい)”男の子のような顔で、誰もが知る「いくよ」さんではありませんでした。

 顔が仕上がっていく間も打ち合わせは続き……40分。「お待たせしました」とド派手な舞台化粧に変貌した“いつもの”いくよさんになっていました。

 いくよさんのトレードマークといえば「まばたきするたびに風が来る」とネタにしていた“つけまつげ”。お宅訪問では、長さや太さが違うつけまつげが30種近くあり、リポーターに「集めてはるんですか?」と聞かれ「違うがな! 大きい会場やと後ろのお客さんから見えにくいから、何種類か持って行ってその時々で選ぶんやんか。“いつもより大きいつけまつげです”言うたらネタにもなるし、せっかく来てくれはったんやから、ちょっとでも喜んでもらわんとあかんやろ思て」といつもファンを大切に考えていらっしゃいました。「売れてへんかった時はつけまつげも満足に買われへんかったんやさかい」と涙ぐまれた姿が印象的でした。

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