著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

伍代夏子さんは杉良太郎さんと結婚しても全く変わらず「凄いのは杉さんで、私は私ですから」

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伍代夏子さん

 確か、1990年「忍ぶ雨」でNHK紅白歌合戦に初出場された翌年だったと記憶しています。伍代さんをテレビで見て、こんな若い、奇麗な演歌歌手がいらっしゃるのだと驚いていた、そんな伍代さんが私の担当する番組のゲストに来ることになりました。

 伍代さんはいつもテレビで見ている着物姿ではなく、アクティブなパンツスーツ。「ありがとうございます。ほんとに近くて遠いところでした」。デビュー9年目、ようやくの紅白出場でした。お話を聞くと、実家が渋谷区でNHKに程近いところにある魚屋さんだったそう。「歩いて行ける所なんですけど、呼んでもらうのに9年もかかっちゃいました」と豪快に笑ったのでした。こちらがイメージとのギャップに「えっ?」という顔をしていたんだと思います。すぐさま「私、ちゃきちゃきの江戸っ子で実家が魚屋でしょ?だからウジウジするのダメなんですよ、ハッキリしないと。家族やご近所の方からは男みたい(な性格)だねって言われてるんです」と艶やかでおしとやかな着物姿とは全く違う素顔を見てファンになってしまいました。

 それから数年後、お笑い番組の特番で「かしまし娘」の再現舞台を歌手に演じてもらおうということになり、3姉妹の1人に伍代さんを提案しました。江戸っ子だけど、あの人なら必ず楽しんでやってくださると確信していました。うまくスケジュールも合い、伍代さんにお願いできることになり(あとの2人は確か、香西かおりさんと藤あや子さんだったと思います)ました。

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