朗読劇「紫苑のもみじ」脚本家・灯敦生×声優・山根綺インタビュー
──稽古はどんな感じですか?
山根「このセリフは何で出てきたのか、言葉のつながりとか、脚本家や演出家の意図を確認することが多かったですね。セリフには絶対意味があるし。みなさんそこでとどまろうとしない人たちなので。単なる本読み以上の、その先のことを表現する引き出しを追求する。だから毎回違った表現もできる。5回の公演が全部違って楽しみです」
灯「芸達者な方々で、意図がちょっとあいまいなままでも十分なパフォーマンスを発揮できる方々ですが、稽古場で深めていただいて。とてもありがたい時間でしたね。そして稽古が少ないのに、山根さんの座長っぷりがすごい! なんだろう……刀を振り回すのはもの凄く重いし、大変なはずなのに、あまりに華麗で重さを感じないみたいに、いい着地点を見いだしてくれるんです」
山根「頑張るしかないですね!」
──物語のみどころは?
灯「しょっぱなから、山根さんのはつらつとした声が観客を惹きつけるので冒頭から注目していただきたいですね」
山根「やっぱり『ホッピー通り』のところと、私と佐藤流司さんの車の中のシーンですかね。舞台俳優の佐藤さんはこちらが想定したのとはまた違うキャラクターに仕上げてきて、毎回『これもすてきだな』と思うことばかりで、私も楽しいです」
灯「人との関わり方で主張しすぎるわけでもなく、引きすぎるわけでもなく、少しだけ人生を変えてしまう『東京の隣人性』と自分はこうだよって独立してて、その感覚を持ち寄って、主人公たちがちょっとだけ研磨されていくシーンが好きですね。3シーンあるけど」
山根「やっぱり、たくさんあるんですけど……ラストシーンは鬼推しです!」
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▼朗読劇「紫苑のもみじ」 7⽉17⽇(金)〜7⽉19⽇(⽇) 日本青年館ホール 計5公演。


















