高市首相「参院のドン」斬り…自民党内で囁かれる「隠れたもうひとつの狙い」
「参院役員の人事権は私にはない」
高市首相のこの弁明を額面通り受け取る人は皆無だろう。
16日発足した自民党の新執行部体制。留任ばかりの中、注目を集めたのは「参院のドン」石井準一参院幹事長の“更迭”だ。15日明らかになると、参院の独自性から「聖域」とされてきた参院役員人事に高市首相が介入したと大騒ぎ。高市首相が石井を煙たがっていたことは衆目の一致するところだったからだ。
高市首相は「選ばれた方々の名前も役職も今朝、党本部で聞いた」とまで言ってのけたが、自民党トップの総裁が何も知らないわけがない。しらじらしいにもほどがある。
高市首相がこうだから、参院の人事権を握る松山政司参院議員会長も「外からの声はまったくない。総合的に私が判断した」と介入を否定した。高市首相が自ら手を下さずとも、松山氏が高市首相の意向に従ったのだろう。
■宙に浮いた「世耕氏復党」に道筋を
高市首相が石井氏を交代させたがったのは「予算を年度内に成立させられず参院の国会運営に不満だった」「石井が参院でグループを発足させたことを警戒した」からだと解説されている。だが、「実は隠れたもうひとつの狙いがあると党内で囁かれている。元参院幹事長の世耕弘成さんの復党です」(自民ベテラン)。


















