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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

欲に忠実に目いっぱい楽しむ姿が、紅しょうが熊元プロレスの不思議な魅力

公開日: 更新日:

 そんな彼女はホストにハマったことでも有名。番組がきっかけで行ったホストクラブが気に入り、そこから通い詰め、「『THE W』の賞金を全額つぎ込もうとしている」(ABCテレビ「八方・今田のよしもと楽屋ニュース」23年12月28日)と相方に心配されるほど。本人は「別件でなんですけど」(テレビ朝日系「アメトーーク!」25年1月30日)と言い張っていたが、優勝前には、芸人仲間に多額の借金をしていた。それでも「アメトーーク!」で「熊元プロレス大好き芸人」という企画が作られるほど愛されている。

 彼女はこれまでの芸人人生について「目標を立てすぎなかったこと」が良かったと振り返っている(集英社「non-no」26年3月号)。デビューした頃は10年で結果を出そうと考えていたが、10年が経つ頃にはすっかり忘れていた。余計なプレッシャーを感じずに目の前のことを全力で楽しんでいたのだ。

「変わらないのは、とにかく欲に忠実なこと」(同前)

 それはできそうで、なかなかできることではない。人生を目いっぱい楽しんでいる。その姿に僕らはたまらなく引かれてしまうのだ。

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