福井県に「大雨特別警報」が出る中での24時間テレビに意義はあったか? 識者は「災害時には災害情報を」と指摘

公開日: 更新日:

「災害時は災害情報を報道する番組」こそが一番意義のある番組

「『災害時は災害情報を報道する番組』こそが一番意義のある番組だと思うのですが、放送内容はタイムテーブル通りのものでした。この点に違和感を抱いた方は多かったのではないでしょうか。また、2023年11月には日本テレビ系の日本海テレビで24時間テレビの募金の横領が判明し、翌24年の放送の際には大ブーイングだったことも記憶に新しく、また、その総括も不十分だったと言わざるを得ない状況で、25年、26年と放送が続いてしまいました。今年が第49回ということで、『第50回までは死んでも放送する』のかもしれません。『番組を終える』という選択肢はなかったということなんでしょうね」

 今年も24時間テレビのメインのコンテンツは『24時間マラソン』と『募金』だった。となれば、番組が以前から浴びてきた批判は、仮に大雨特別警報と重ならなかったとしても巻き起こっていたわけである。この点について影山氏は、自身が毎日放送のプロデューサーを務めてきたという点を振り返りつつ、「第1回から番組の姿勢に疑問を感じていた自分は、就職活動の際に日テレについては入社試験を受けなかった」とキッパリ。加え、以下のようにも指摘する。

「チャリティー番組との立て付けで放送は続いていますが、実態としては他のバラエティー番組とさして変わらない番組構成であることは視聴者に見抜かれています。長年続いた現在のやり方に直すところがないかと問われれば、そんなことはないでしょう。恐らく、番組の作り手の皆さんが、実は一番そのことを理解しているのではないでしょうか」

 振り返ってみれば、第1回が放送されたのは1978年であり、平成ですらなく昭和53年のこと。アップデートが必須なのは誰の目にも明らかだ。

  ◇  ◇  ◇

 よくよく考えれば、以下の内容が改善されたという報道は1つもなかった。関連記事【もっと読む】「24時間テレビ」出演者ギャラ、視聴率目当ての偽善、CM荒稼ぎ…毎年非難ゴウゴウの“内実”に迫る…では、いつまでたっても改められられない番組の構成要素について伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一〈55〉仮死状態で生まれた三男、「視聴率30%と交換してくれ」と星空に願ったら…

  2. 2

    日テレ河村亮アナと菅谷大介アナは50代で死去…「俺たちの箱根駅伝」放送開始で改めて追悼の声

  3. 3

    「救命病棟24時」江口洋介復帰で初回2ケタも…松嶋菜々子不在の第2シリーズが“歴代最高”、松雪泰子の「香坂先生」待望論

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    寺脇康文→及川光博「相棒25」“途中交代”にフィナーレの予感… 歴代相棒集結を望むファンの期待と寂しさ

  1. 6

    日テレ森圭介アナは社労士合格 「news LOG」和久田麻由子アナ、さらなる飛躍を目指せる「資格試験」のススメ

  2. 7

    ピンク・レディーはNHK特番もバラバラ出演…不仲説はやっぱり本当か?

  3. 8

    江口洋介&松嶋菜々子「救命病棟24時」好調の陰で…趣里の元カレ39歳俳優が掴んだ再起のチャンス

  4. 9

    『レット・イット・ビー』②「なすがまま」「あるがまま」に物申す還暦近い私の新解釈

  5. 10

    “クズキャラ”芸人は消滅する…「TKO」木下隆行に続く「我が家」杉山裕之の寂しい末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三山凌輝「ダブル不倫報道」炸裂…またぞろ女性スキャンダルでチラつく「離婚」と水谷ファミリーの心中

  2. 2

    江口洋介&松嶋菜々子「救命病棟24時」好調の陰で…趣里の元カレ39歳俳優が掴んだ再起のチャンス

  3. 3

    声優・講談師の麻上洋子(一龍斎春水)さん 童謡詩人・金子みすゞの伝承イベントをライフワークに

  4. 4

    高市内閣「辞任レース」次にゴールを切る3候補 農相の後釜は早くも週刊誌がマーク

  5. 5

    自民推薦の「軽い神輿」が“ゼロ打ち”圧勝 横浜新市長の政策語らぬ素人っぷりに漂う不安

  1. 6

    寺脇康文→及川光博「相棒25」“途中交代”にフィナーレの予感… 歴代相棒集結を望むファンの期待と寂しさ

  2. 7

    夫・三山凌輝の《高額BBQ》が物議…“離婚説”くすぶる趣里が来年3月まで動かない根拠と胸中

  3. 8

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

  4. 9

    日テレ河村亮アナと菅谷大介アナは50代で死去…「俺たちの箱根駅伝」放送開始で改めて追悼の声

  5. 10

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス