備蓄米15万トン買い戻しは「遅いし足りない」 高市首相“やってる感”に募る農家のイラ立ち
高市首相がようやく重い腰を上げた。「物価高対策に逆行する」として慎重姿勢を崩さなかった政府備蓄米の買い戻しのことだ。
9月中に実施し、15万トン程度を買い戻す方向で調整中。備蓄量は現在約32万トンまで減少し、100万トン程度という平時の水準を大きく割り込んでいる。
昨年はコメ不足による米価高騰を受け、計59万トンもの備蓄米を一気に大量放出。その影響もあり、コメ在庫は過剰に積みあがっている。農水省のきのう(28日)の発表では、7月末時点の民間在庫は過去最大の162万トン。1年前の約1.8倍まで膨れ上がった。
そのため、足元では米価下落が止まらない。今月17~23日の平均小売価格は、5キロ=3156円(税込み)と、ピーク時の約7割ほど。米価暴落は、資材高騰で生産コストが上昇する農家をさらに追いつめかねない。
だからこそコメ業界は、備蓄米の早期買い戻しを求めてきたが、高市政権はゼロ回答。水面下では、早期の買い戻し表明を直訴する自民党農林族と、不快感を示す高市首相率いる官邸との間で暗闘が繰り広げられてきた。


















