価格高騰であきらめも肝心…「郊外の駅近」vs「都心の駅遠」、正解はどっち?
東京の不動産価格の上昇が止まらない。東京23区の新築マンションの平均価格は1億3000万円を超えている。夢のマイホームを手に入れるには、多くの人が何かをあきらめないと家を買えない状況だ。では、「都心でも駅から遠い物件」と「郊外ながら駅に近い物件」なら、どちらが“正解”か。
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「都心の駅遠」は、何となくデメリットに思うかもしれないが、都心では必ずしもそうとは限らない。交通網が充実しているため、複数の駅を利用できるケースもあるからだという。東京都世田谷区に住む40代男性がこう言う。
「自宅の最寄り駅は小田急線の経堂駅で、歩くと20分以上かかります。ただ、用賀(東急田園都市線)や上町(東急世田谷線)も同じぐらいの距離なので、気分によって使い分けており、バスで三軒茶屋に出ることもあります。地震などで自宅に帰るどれかの電車が止まっても、ほかの路線は動いていることがあり、助かっています。駅を変えると、スーパーや飲食店も変わって選択肢が増えるので、駅から遠いのは悪いことばかりではありません」
交通網が張り巡らされている都心では、「駅遠物件」でも複数の路線を使い分けられるのは確かにメリットだ。駅から離れれば、駅前の喧騒からも遠ざかり、静かな住環境が得られたり、公園などの自然環境が身近になるケースがあるのも買い材料か。
一方、「郊外の駅近」の魅力はシンプルだ。一番は文字通り歩く距離が短い。第2は、スーパーや飲食店、銀行、病院、ドラッグストアなど生活インフラが駅の周辺に充実していること。そのため、雨の日も意外と移動が楽で、車がなくても生活には困らない。特に子育て世帯にとって、毎日の送り迎えの負担が軽い点は見逃せない。プラス要素は、なるほどたくさんある。
これだけ都心の不動産価格が上がると、都心では「駅遠」でも十分な広さを望むと、予算をオーバーしかねないが、郊外なら同じ予算でより広い物件を選べる可能性もある。広さを重視する人にとっても、「郊外の駅近」は魅力だろう。


















