大阪・十三、JUSO CROSS誕生で賃料アップに拍車、タワマン繁栄論に不信感を募らせる地元の嘆き

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 大阪の中心地・梅田から阪急電車で3分。庶民の歓楽街として知られ、昭和レトロ漂う十三駅東口が大変貌を遂げている。リーズナブルで昼から飲める居酒屋や立ち飲み屋、風俗店などがひしめく一角に、超近代的な複合施設が登場したのだ。街を歩いて話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 これは旧淀川区役所や水道局の跡地を活用し、官・民・学が一体となった大規模複合開発によって設計されたもの。敷地は東西2つに分かれ、西側には2024年に医療系専門学校が開校。そして東側には地上39階、総戸数712のタワーレジデンス「ジオタワー大阪十三」が今年4月に完成した。

 マンションだけではない。このタワーは商業・公共・住宅が1棟に集約され、1階には大規模なスーパーマーケット、2階には大阪市立淀川図書館、私学が運営する保育学童施設と学校図書館が整備され、竣工とともに順次開業している。多世代の人々が集い、交差(クロス)する場所として発展していくというコンセプトのもと「JUSO CROSS」と名づけられた。

 竣工式でテープカットに臨んだ横山英幸大阪市長は「十三の街は大きなポテンシャルを持っている。新大阪と十三が阪急で結ばれればリニアや北陸新幹線も含め、日本全国につながる接続がスムーズになる。また、大阪空港や関西国際空港を通じて世界とつながるネットワークも形成される。梅田、神戸、京都にもアクセスでき、自然も身近。JUSO CROSS、ジオタワー大阪十三はそんな十三のランドマーク、一大拠点になるだろう」と高く評価。

 返す刀でJUSO CROSSに隣接するマンションにかつて5年間住んでいたことを明かし、こう胸を張った。

「この地が整備された姿を見て感動している。当時はスーパーがなく苦労した。ここにスーパーができることは、地域の方が最も喜んでいるのではないか」

 このプロジェクトはアート活動が盛んなニューヨークのブルックリンも参考にしたため、複合施設や近隣の至るところにさまざまな壁画がある。「アートの街」としてのオシャレな風景、タワマンをはじめ近代的な建物が並ぶ新しい十三──。

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