SNSで「おもしろい」と密かに人気の『スマスロ攻殻機動隊』 全国導入台数約1万1000台で隠れた名機となった魅力
メダルを使わないスマートパチスロ(スマスロ)時代に突入して、かつての4号機や5号機のような高射幸機も登場し、さまざまなスペックの機種がラインナップされている。現在のパチスロにおいて、決して大ヒットとはいかないまでも、隠れた名機として密かに支持されているのが、サミーの『スマスロ攻殻機動隊』だ。
今年2月にホールデビューした『スマスロ攻殻機動隊』は、士郎正宗原作のアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を題材としたスマスロ機。2013年登場したシリーズ1作目『パチスロ攻殻機動隊S.A.C.』、そして2017年の『パチスロ攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG』につづく、シリーズ3作目となる。
「サミーの『攻殻機動隊』シリーズは、『北斗の拳』シリーズのようなビッグタイトルではないものの、根強いファンが多いシリーズです。『スマスロ攻殻機動隊』の全国導入台数は1万1000台ほどで、どこのホールも2~3台くらいの導入というパターンが多い。ホールでの“メイン機種”となっているわけではないのですが、それでも確実に愛好家を生み出しています。スペック的には甘い機種ではないのに、SNSなどでは“おもしろい”といった声も多く、YouTube動画に登場する“パチスロ演者”の間での評価も高いですよ」(パチスロライター、以下「 」内同)
■上手く機能している「CZのCZ」
『スマスロ攻殻機動隊』の基本的なゲーム性は、通常の規定ゲーム数消化やレア役時の抽選で突入するチャンスゾーン(CZ)を経由して、AT(アシストタイム。成立する小役が揃えられるようにナビが発生する状態)「S.A.C.モード」当選を目指すというもの。「S.A.C.モード」は純増枚数1ゲームあたり約4.0枚、初期枚数200枚の差枚数管理型となっている。
この機種の大きな特徴は、CZが2段階になっていることだ。通常時は規定ゲーム消化、もしくはレア役成立時などに獲得するポイントの規定数到達で「殲滅モード」に移行。この「殲滅モード」では、消化中の小役成立で獲得するポイント数に応じてCZ「S.A.M.」への突入抽選を行っている。つまり“CZのCZ”とも言える「殲滅モード」をクリアすることでCZ「S.A.M.」へと突入し、そのCZを突破して初めてATにたどり着くのだ。
「実質的にCZを2回クリアしないとATに入らないというタイプの機種は、ユーザーから敬遠されることが多く、『スマスロ攻殻機動隊』についてもそのような声があるのも事実です。ただ、この機種の場合は実際に打ってみると、2段階CZが上手く機能しているんですよ。
まず、殲滅モードは50ゲームごとに突入のチャンスがあるので、そのたびにワクワクできる。そして、殲滅モードはCZ突入の抽選をしているだけでなく、そこから直接ATに突入することもあります。いわば、殲滅モードは頻繁にやってくる“弱CZ”のようなもので、そこでATに入れられなくても、CZ『S.A.M.』がくるかもしれない。そう考えれば、むしろチャンスは多いといえます。AT突入までに超えるべきハードルは多そうに見えながら、意外といろいろなタイミングから狙えて、通常時は退屈しないシステムになっているのです」

















