「24時間テレビ」の真裏で「バリバラ」が示した“感動ポルノ”の弊害
今からちょうど10年前の夏、8月27日の夜から翌28日にかけて、「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(日本テレビ系)が放送された。1978年に始まり、夏の風物詩として定着した大型チャリティー番組である。
毎回、その軸となるのが障害がある人たちによる“挑戦”だ。この年も「富士登山をする両足マヒの少年」「佐渡海峡40キロを遠泳リレーする片腕の少女」「本田圭佑選手と交流する義足のサッカー少年」などが登場した。100キロマラソンの林家たい平は、こん平師匠の待つ日本武道館にゴール。約2億3400万円の寄付金を集めた。
一方、同じ28日夜に、NHK・Eテレではレギュラー番組「バリバラ」が異例の生放送を行った。テーマは「検証!『障害者×感動』の方程式」だ。司会は山本シュウ。障害者自身が出演し、「障害者と性」「障害者虐待」など、タブー視されてきたテーマにも取り組んできた番組だ。笑いとユーモアを交えた作りは、福祉番組の既成概念を打ち破っていた。
この回で秀逸だったのが、障害があるコメディアン&ジャーナリスト、ステラ・ヤング(1982~2014)の講演を紹介したことだ。


















