音楽番組は「NHK1強」の時代に突入へ 民放軒並み苦戦で“視聴率神話”も崩壊
司会は入社3年目の上垣晧太朗アナ。新人時代から落ち着いた話し方と親しみやすさで人気上昇中のなか起用されたが、音楽番組は重荷だった。
「アナウンサーの相次ぐ退社。予算が限られていてタレントを使えない」などフジの台所事情もあるが、音楽番組は伝統的にタレント司会者の人気と話術も大事な要素だ。「STAR」は若者を意識してか、アイドルグループを多く出演させているが、好きな歌手のステージをYouTubeなどで見る時代。音楽番組の作り方の難しさを知るのか、NHKだけは違う。
放送中のものだけでも「うたコン」「SONGS」「The Covers」など世代に合わせた番組をラインアップ。 めったにテレビに出ない大物歌手も「SONGS」には出演する。単独で特集を組み、司会の大泉洋(写真)とのトークも評判がいい。矢沢永吉や高橋真梨子も出演するなど、歌手にとってもステータス的な番組だという。
さらにNHK BSでは玉置浩二、中島みゆき、中森明菜のかつてのコンサートを放送するなど、「歌を聴かせる」構成で歌手にとってのメリットも大きい。音楽番組はNHK1強の時代に突入した。
(二田一比古/ジャーナリスト)
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