「星を編む」凪良ゆう著│本屋大賞受賞作「汝、星のごとく」で語りきれなかった3つの物語

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「星を編む」凪良ゆう著

 大学院で触媒の研究をしていた北原は、学費が続かなくなり、院を辞めて高校教師となる。両親は、経営していた旅館が潰れた後も自己破産することなく借金を返し続け、元従業員らにも返ってこない金を貸していた。そんな両親に憤りを感じてきた北原だが、母親亡き後、入院中の父の世話を続けている。

 ある夜、北原は、街中で補導されそうになっていた生徒の菜々を助ける。以来、菜々は昼休みを北原の準備室で過ごすようになった。大病院の娘で何不自由なく育った菜々だが、父親が自分の婿取りを計画していることに閉口し、スノーボード選手と交際している。やがて北原は、菜々が妊娠していることに気づく。(「春に翔ぶ」)

 本屋大賞受賞作「汝、星のごとく」の登場人物たちを主人公に描く3つの物語を編んだ連作集。

 (講談社 935円)

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