「なるほどフェルメール」千足伸行監修│43年の生涯で残した作品は35点前後
「なるほどフェルメール」千足伸行監修
17世紀のオランダ画家フェルメールの作品と謎に包まれたその人物像に迫るアート読み物。
フェルメールが43年の生涯で残した作品はわずか35点前後。数が曖昧なのは研究者によって真作の特定が分かれるからだ。まずはその全作品の中から厳選した12作を取り上げ、その魅力と見どころを解説する。
そのひとつで、画家が20代後半に描いたとされる初期の代表作「牛乳を注ぐ女」は、後の赤外線調査で画面の下に描かれた洗濯籠が足温器に、地図が描かれていた壁は塗りつぶされ白壁に変わっており、そう変えた画家の意図を読み解く。
ほかにも驚くほど正確な遠近法や静謐な光の表現など、各作品に共通する隠されたトリックも解説。
そして逆玉婚だったという私生活などフェルメール入門書の決定版。
(河出書房新社 1100円)


















