「なるほどフェルメール」千足伸行監修│43年の生涯で残した作品は35点前後

公開日: 更新日:

「なるほどフェルメール」千足伸行監修

 17世紀のオランダ画家フェルメールの作品と謎に包まれたその人物像に迫るアート読み物。

 フェルメールが43年の生涯で残した作品はわずか35点前後。数が曖昧なのは研究者によって真作の特定が分かれるからだ。まずはその全作品の中から厳選した12作を取り上げ、その魅力と見どころを解説する。

 そのひとつで、画家が20代後半に描いたとされる初期の代表作「牛乳を注ぐ女」は、後の赤外線調査で画面の下に描かれた洗濯籠が足温器に、地図が描かれていた壁は塗りつぶされ白壁に変わっており、そう変えた画家の意図を読み解く。

 ほかにも驚くほど正確な遠近法や静謐な光の表現など、各作品に共通する隠されたトリックも解説。

 そして逆玉婚だったという私生活などフェルメール入門書の決定版。

 (河出書房新社 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

  2. 2

    「24時間テレビ」出演者ギャラ、視聴率目当ての偽善、CM荒稼ぎ…毎年非難ゴウゴウの“内実”に迫る

  3. 3

    「24時間マラソン」満身創痍の星野真里が完走も…募金額46%減&ゴール直前の乱入騒動に非難の嵐

  4. 4

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  5. 5

    福井県に「大雨特別警報」が出る中での24時間テレビに意義はあったか? 識者は「災害時には災害情報を」と指摘

  1. 6

    巨人・阿部前監督「9月復帰」情報の真偽…読売グループ内には同情論も、懸案は…?

  2. 7

    サンドウィッチマン伊達で“黄色信号”再点灯…芸能界から「ぽっちゃりキャラ」が消える日

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  5. 10

    つんく♂の妻を演じる北川景子は寄付金着服問題がくすぶる「24時間テレビ」を救えるか?