巨人が“ゾンビたばこ騒動”の広島から狙う「投打のFA2選手」 6年ぶりダブル獲りに現実味
秋の風が吹く前にほぼ終戦である。
巨人が週末の首位阪神戦で3タテを食らい、残り24試合で4.5ゲームと絶望的な差が開いた。阪神戦同一シーズン7連敗は89年ぶり。対戦成績は7勝16敗と一方的となっていることに、巨人の橋上秀樹監督代行は「(阪神との差?)言ったらキリがない。1カ所、2カ所じゃない。ここで語れるほど簡単なものではない」と“白旗”を揚げたほどだ。
8月30日の3戦目は、巨人打線が苦手な阪神・才木浩人をまたしても攻略できず、6回無失点に抑えられた。これで対才木は11連敗。巨人が同一投手に11連敗を喫するのは、1962~63年に記録した中日・権藤博と並んでワーストの赤っ恥である。
阪神の佐藤輝明と森下翔太に毎度打たれ続ける投手陣、特に先発が苦しい。8月31日現在、巨人のチーム防御率は2.96でリーグ2位。内訳はリリーフが2.63なのに対し、先発は3.16。エースの戸郷翔征や山崎伊織が故障や不振で機能しない中、規定投球回数に達しているのは左腕の井上温大のみ。チーム完投数3はリーグワーストで阪神は同トップの8。その差は歴然としている。
これだけ一方的だと、「FAで補強するしかない」と考えるのが巨人である。
そんな中、熱視線を送るのが今季国内FA権を取得した広島の左腕・床田寛樹(31)だ。
8月31日現在、5勝4敗、防御率2.99。昨季は9勝12敗ながら6完投を果たした。
さる球界関係者がこう言った。
「完投が少ない巨人先発投手の1試合平均のイニング数は、リーグ4位で5回そこそこ。1年を通じて長いイニングを投げられる頑丈な先発が補強ポイントになる。床田は中部学院大から2016年ドラフト3位で広島に入団すると、21年から22年にかけて巨人戦で連続無失点を21イニング続け、『巨人キラー』と呼ばれた。23年から2年連続2ケタ勝利をマークするなど、ローテの左の柱として通算62勝。今季は自身初の開幕投手も務めた。今季巨人戦は1勝1敗、防御率3.05。敵地・東京ドームでも1勝1敗、同2.57。左投手に弱い巨人陣営のイメージがすこぶるいい投手です」
床田の今季年俸は1億8500万円。広島が引き留めるためには、最低でも2億円以上の複数年契約が必要になるが、前出の関係者が続ける。
「広島は年俸が2億円以上となると、査定がかなりシビアになる。これまでもFA権を持つ選手たちが、2億円前後の年俸になると、愛想を尽かして移籍を決断することが多かった。床田も流出の可能性が十分あると、球団内ではみられています」
巨人は打者も取りたい。


















