(33)「家に戻らせて」…息子の嫁にまで助けを求める母

公開日: 更新日:

 おかんの抵抗に翻弄されている息子を見かねたのだろう、看護師は作業療法士やソーシャルワーカーにも声を掛け、一緒に話をしようと提案してくれた。ありがたい。お願いします!

 おかんは大勢が来たことに戸惑いつつも、各スタッフから優しく体のこと、自宅に戻ると再び転びケガをする可能性が高いことの説明を受けた。途中で何度か「大丈夫、何とかなるから」と口にしたが怒り出すことはない。「ええかっこしい」なので、このような場面では優等生になる傾向があるのだ。そしてサ高住の申し込みをすることを渋々承知し、9月初旬に老健を退所することで話がまとまった。

 だが、時はすでに8月初旬。サ高住に連絡を入れると契約はお盆明けになってしまい、必要な備品を買うなどの準備が整ったのは8月下旬。それをおかんに報告するため面会に行くと、思いつめたような表情でうなずくだけ。楽しい話でもして和ませようと試みても表情は変わらず、最後に「わかった」とだけ。またひと波乱ありそうな……。

 嫌な予感は当たるものだ。数日後、再び電話で「どうしても納得できない。家に戻りたい」と訴えてきた。またか……。「気持ちはよくわかるけど危ないから、一度サ高住でちゃんと暮らせるか試してみてよ」とお願いすると、

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中日・工藤新監督「藤浪獲得&再生」へ期待の声 “暴れ馬”にこそ効く知識豊富な指導力

  2. 2

    ドジャースに3連勝のブルワーズに「サイン盗み」疑惑…複数の米メディアが報じる

  3. 3

    大谷翔平の不振より深刻なロバーツ監督の“ヘボ采配”…佐々木朗希の1回降板にも批判噴出

  4. 4

    高市内閣「辞任ドミノ」次は関芳弘文科相 “脱法スレスレ”パーティー常態化、怪しい会場は議員会館だけじゃない!

  5. 5

    巨人「第2次由伸政権」誕生なら前途多難…DeNAに3年連続CS敗退、監督経験者3人の“トロイカ体制”へ

  1. 6

    グダグタの横浜市長選…「組織戦の“素人”候補vsカジノ争点化に躍起のパワハラ前職」の展開で終盤戦へ

  2. 7

    巨人の打撃部門を機能不全にした“センスに欠ける人事”…主導した阿部前監督を「編成要職」に据える悪い冗談

  3. 8

    目黒蓮の海外進出はSnow Manには追い風か負担か…「SHOGUN 将軍」出演後に問われるグループへの影響

  4. 9

    南果歩がNHK「うつ病」特集で明かした9年前の「パートナーとの関係」…元夫・渡辺謙につきまとう“痛いおじさん”化の声

  5. 10

    星野仙一は阪神に残るつもりだったが…優勝で収入倍増も、電鉄の“閉鎖体質”は変わらなかった

おすすめ求人情報

デジタルプロデューサー「フルリモート/戦略策定~設計・開発~運用まで一貫して携われる」
株式会社博報堂マーケティングシステムズ 東京都 中央区 正社員
配達/ドライバー/検品 賞与年2回/年間休日122日 AT限定OK 在宅医療用酸素の配送/点検
株式会社エアーメディックス 大阪府 泉南市 正社員
月給25万円~
医師・急募・富士見市の在宅医療クリニックで医師募集!当直・オンコールなし
みずほ在宅医療 埼玉県 富士見市 アルバイト・パート
日給9万円
「薬剤師資格必須」薬剤師/ノムラ薬局 在宅調剤センター府中店
株式会社ノムラ薬局 東京都 府中市 正社員
年収450万円~550万円
Sponsored by 求人ボックス