著者のコラム一覧
永井紗耶子

1977年、神奈川県出身。慶応義塾大学文学部卒。新聞記者、フリーライターを経て、2010年「絡繰り心中」で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。21年、「商う狼-江戸商人 杉本茂十郎-」で第40回新田次郎文学賞を受賞。23年、「木挽町のあだ討ち」で第36回山本周五郎賞と第169回直木賞のダブル受賞を果たす。近著に「青青といく」「めぐる糸」など。

(41)さながら禅寺の修行のよう

公開日: 更新日:
イラスト・遠藤拓人

 宗長に導かれて出向いた二の丸には、入り口近くに、頑強な体躯の野武士たちがおり、その奥には農夫上がりと思しき面々がいる。そして最奥には、怪我を負って寝ている者がごろごろと転がっていた。

「農夫上がりの雑兵たちの中には、面倒見の良い男がおってな、怪我人の手当もしてくれた」
… 

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【連載】修羅にうたう

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