身近なスズメのかわいさと魅力を再発見「せかいのスズメ」小宮輝之監修、中野さとるほか写真、ポンプラボ編
「せかいのスズメ」小宮輝之監修 中野さとるほか写真 ポンプラボ編
日本中どこでも見かけるスズメは、おなじみの鳥だが、実は南極以外のすべての大陸に生息し、鳥類のなかでも最も数が多い。つまり、世界中の人々にとっても最も身近な鳥なのである。一方で、生息地域によってスズメにも多くのタイプが存在する。本書は、世界中のスズメを紹介するとともに、世界共通のそのかわいさと魅力を伝えるビジュアルブック。
スズメは、スズメ目スズメ科スズメ属に分類される。1万種以上といわれる現生鳥類のうちスズメ目だけで6200種超を占める多様なグループで、本書ではそのうちのスズメ属28種を網羅。
中でもナイル川下流域や中東が原産地とされるイエスズメは、1850年以降、害虫駆除などを目的に放鳥されアメリカをはじめ各地に分布。世界で最も分布域の広い、最も多い鳥となっており、その数16億羽と推定されているそうだ。
一方で、あのカボベルデ諸島に生息するカボベルデセアカスズメや、ソコトラ諸島に生息するアブドゥルクーリースズメやソコトラスズメのように限られた範囲に生息する固有種もいる。
日本に生息するのはスズメとニュウナイスズメの2種。どちらも頭部は栗色で、目の周囲から喉、そして頬に黒斑があるのがスズメの方だ。
われわれはスズメといえばこの栗色の頭と、黒と茶、白が混じった羽の色を思い浮かべるが、中にはサハラ砂漠南部に生息するコガネスズメのように、鮮やかな黄色をしたスズメもいる。
各スズメの写真や解説、さらに、日本のスズメと世界のスズメを見比べる写真や、SNSで人気の中野さとる氏のスズメの愛らしい姿を捉えた写真も多数収録。
街中で出合うスズメの見方が変わる一冊だ。
(カンゼン 1760円)



















