女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」
「彼が末期がんとわかって私との実生活を基に撮ったのが『StageⅣ』」
──伊藤監督は映画「ゴンドラ」(1988年一般公開)で国内外から絶大な評価を受けた。AV監督に転じ、TOHJIRO名義でカリスマ的人気を誇ったが、肺がんの宣告を受けて作った一般映画第2作「StageⅣ」が遺作となった。
「監督と俳優として知り合い、2002年から一緒に暮らし始めて、11年に入籍しました。彼が末期がんとわかって私との実生活を基に撮ったのが『StageⅣ』。35年前に『いつか実嶺を主演に映画を撮る』という約束を果たしてくれたのです。最初は伊藤の役はほかの俳優で撮るつもりでしたが、『俺がやる』と。それで初めて結婚を公表しました」
──英会話が堪能とか。
「37歳の時に3カ月間、カナダに語学留学したこともありますし、21年に、ロサンゼルスでチャバックのクラスを受講した後、3年間、毎週、オンラインで俳優としての指導を受けました。クラスメートは全員、外国人なので全場面、英語です。伊藤は『実嶺は努力家だ。続ける力は凄いよ』といつも私をほめてくれて……」
──舞台の見どころは?
「日替わりで、村松さんが3役、私と南久松さんが2役という3パターンのキャストになります。お客さまが3回見てくれたらいいな」
──次の目標は?
「各国の映画製作者と意見交換して、『StageⅣ』を早く国際映画祭に出品することです。『英語を勉強してきてよかったね』と、伊藤も喜んでいると思います」
(聞き手=山田勝仁)
◆3/3姉妹「女中たち」(作=ジャン・ジュネ、演出=勝田安彦)は、金持ちの屋敷で働く召し使いの姉妹が、女主人の不在の時に「主人ごっこ」という危険な遊びを繰り返す残酷心理劇。17~22日、ザムザ阿佐谷。


















