お腹はポッコリ、脚はほっそり…そんな高齢者は「サルコペニア肥満」を疑うべし
単なる肥満ではない「サルコペニア肥満」をご存じか。2024年に日本人向けの診断基準をまとめた、日本肥満学会と日本サルコペニア・フレイル学会の「サルコペニア肥満」合同ワーキンググループ委員長の同志社大学スポーツ健康科学部・石井好二郎教授に、見分け方と対策を聞いた。
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お腹はぽっこり出ている一方で、以前より脚が細くなった--。中高年になると珍しくない体形の変化だが、これがサルコペニア肥満を疑う手がかりの一つだという。
「筋肉量が減り、筋力も低下する『サルコペニア』と、体重や腹囲が基準を超える『肥満』が同時に起きている状態です。片方だけよりも老いのスピードが速まります」(石井教授=以下同)
「年を取ったら小太りの方が長生き」という説を聞いたことがある人もいるだろう。それを示す研究結果もあるが、高齢者であったとしても、肥満が一律に長生きなわけではない。
「高齢者では、体重があっても筋肉がしっかりついていて血糖値や血圧も正常な“良い肥満”と、お腹の中に脂肪がたまり筋肉が衰えている“悪い肥満”に分かれます。サルコペニア肥満は後者です。そして、サルコペニア肥満には、生活習慣病などの合併症をまだ生じていない『StageI』と、合併症を伴う『StageⅡ』があります」


















