車検で「今すぐ交換を」と勧められたら…断っていい整備、断らないほうがいい整備の見分け方
「その場では、断れなかった」
車検の見積書を前に、知人がそう漏らした。基本料と法定費用のほかに、発炎筒、ワイパーゴム、エアコンフィルター、バッテリー。「今すぐ交換したほうがいい」と言われ、追加分は2万8000円ほどになったという。
断ればよかったのか、断らなくて正解だったのか。物差しがないから、その場では頷くしかない。
まず知っておきたいのは、車検の検査と、工場が勧める整備は同じではないということだ。日本自動車整備振興会連合会(日整連)によれば、車検は検査時点で保安基準を満たしているかを見るだけで、次回までの安全走行を保証するものではないという。そこに予防整備が乗ってくる。
つまり、見積書の1行ごとに問うべきことは二つある。
・交換しないと車検に通らないのか
・車検には通るが、替えたほうがいいのか
この2つを混ぜてしまうと、断っていいものに出費して、断ってはいけない整備を断ることになる。


















