野島伸司脚本なのに誰も死なない“問題作”
ゲーム中に交わす金城武と黒木瞳のテンポよいかけあい、ピンの残り方や倒し方も使いながら、2人の恋の行方を表現するのはいい。でも、ヒリヒリするような場面はほぼなし。むしろ“野島節”をわざと封印したようにさえ見えた。
ああ、でもひとつあった! それがエンディングテーマとして採用されたポール・アンカの「You Are My Destiny」。♪ゆー、あー、まぁい、でーーすてにぃぃぃ──あの大げさな歌い出しとアレンジが印象的な、当時でも“往年”の名曲が随所に流れていた。ほかにも「ダイアナ」とか「ロンリーボーイ」とか、日本でのボウリングブーム全盛期を知っている世代はぐっとくる楽曲が、なんとも言えない味を醸し出してたっけ。ストーリー展開を薄めにしたぶん、こっちでお楽しみくださいということか?
アジアのスター金城武の日本の連ドラ最後の出演作品は、野島脚本なのに誰も死なない“問題作”だった。いやもう、土曜のゴールデンタイムに「金玉」なんてタイトル自体が問題作だって。あ、ちなみに「ゴールデンボウル」というボウリング場は、ドラマとは何の関係もないけど富山県にあるようです。
(テレビコラムニスト・亀井徳明)



















