午前中に昼寝をする人は死亡リスクが30%高い…健康上の問題を反映
「ちょっと一休み」のつもりが、じつは体に潜む“危険信号”かもしれません。今回は、日課の「昼寝」が寿命にどう関わるかという、少しドキッとする最新の研究報告を紹介します。
これまで昼寝に関する調査は、本人の記憶に頼る「自己申告」が中心でした。しかし、米国の研究チームは、ウエアラブル端末を用いて高齢者1338人の昼寝パターンを最長19年間にわたり客観的に追跡しました。その結果、驚きの事実が判明したのです。
まず、昼寝の「長さ」と「回数」です。解析の結果、昼寝の時間が1時間増えるごとに死亡リスクは13%高まり、回数が1回増えるごとにリスクは7%上昇することが分かりました。さらに注目すべきは「タイミング」です。午前中に昼寝をする人は、午後の早い時間に昼寝をする人に比べて、死亡リスクが30%も高かったのです。
なぜ、昼寝がリスクになるのでしょうか? 研究チームは、昼寝そのものが直接寿命を縮めるというよりも、過度な昼寝や午前中の強い眠気が、心血管疾患や体内の慢性的な炎症、あるいは認知機能の低下といった「目に見えない健康上の問題」を反映している可能性を指摘しています。


















