著者のコラム一覧
坂田冬彦

1962年生まれ、神奈川県出身。役所勤めの後、憧れだった路線バス運転手に。60歳で定年退職。現在大型ショッピングセンターの施設警備員として奮闘中。

(7)「不思議なお客さま(?)」への対応は本当に難しい

公開日: 更新日:

 どんな人間が「普通のお客さま」かの判断はなかなか難しいが、世間一般の「普通のお客さま」の範疇に入らない「不思議なお客さま」は少なからずいる。

 私が働く大型ショッピングセンターにも、そんなお客さまがやってくる。

 日曜日の夜の巡回中、センターコートで妙な動きをしている男性を見つけた。細身で長身、あごひげを生やしている。見た目は40歳代。挙動がじつにおかしい。一歩歩くと天を見上げ手を大きく広げて5秒間停止。それが終わるとまた一歩前に進み天を見上げて5秒間停止。これを繰り返しながら前に進んでいる。他のお客さまに迷惑をかけているわけではないので遠目から様子をうかがっていたが、見ようによっては、宇宙人と交信でもしているように見えなくもない。

 幼稚園児らしき子どもが近づいて不思議そうに見ていると、近くにいた母親が「○○ちゃん、こっちに来なさい」と“交信男”から遠ざけようとしている。

 30分ほどして、再び巡回すると、先ほどいた場所から50メートルほど進んだところでまだやっている。なんとも奇妙な動きをする男性である。

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