(50)静かな月の光が降り注ぐ
〈都にて、宗祇と一休〉
都で人脈を広げ、いずれは今川の役に立つ。
それが亡き義忠との約束であった。しかし、都に上がった当初は、最早、何をする気も起きなかった。
「どれほど強い者でも、呆気なく死ぬ。最早、頼るべきものなど何もない」
強い義忠が雑兵に討た…
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