マツコには同情論も…TBS「日本ボカシ話」放送休止の顛末

公開日: 更新日:

 29日、TBSのホームページにこんなお知らせが記載されていた。
「『マツコの日本ボカシ話』の全編ボカシという表現・演出方法には、局の内規に抵触するおそれがあることから、一旦、番組の放送を休止し、表現・演出方法の再検討を行います」

 これは22日の初回放送を受けたもの。生命保険会社のセールスレディー、いわゆる「生保レディー」の顔にモザイクをかけ、マツコが業界の実態や裏事情を聞くという内容だったが、その中身は「契約を取るために“枕営業”をした」などという半ば「都市伝説」化した裏話の暴露。当然、スポンサーである生保業界はカンカンだ。

 TBSは30日の定例会見で視聴者から30件以上の電話があり、半分が批判だったことを報告。石原俊爾社長は「全編ボカシは知らなかった。いかがなものかと思う」、佐々木編成局長は「深夜のバラエティーだし、という考えもあった」と話し、「(生命保険会社から)クレームがあった」とスポンサー関係者からの苦情があったことを認めた。第2回は「銀行業界禁断の裏話」を予定していたが、番組存続については未定。出演者のなりすましやヤラセについては否定したが、打ち切り必至の情勢だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方