本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

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公開日: 更新日:

「なんでこんな二枚目が監督やってるんだ。女が素直に言うこときく。どんな激しいことを要求しても女に嫌悪感を抱かせない。不思議な魅力の男でしたよね」

 女性を扱う仕事をしてきた野田義治が、驚き呆れるほど異性を自由に操る監督がいた。彼の周りにはいつも奇跡が起きた。

「沢城昭彦。いまどうしてるんだろう?」

 野田義治同様、口髭がアクセントになり、真冬でも色が黒く、1日に3回私服を着替え、撮影現場では女優より衣装を持ってくる男。野田同様低い声音で女の子宮にもろに訴えるいぶし銀の男。

 村西とおると同時期、ビニ本を扱う仕事をしてきた関係で、1984年秋、当時勃興した新たなメディア、AV業界に村西とおるが監督になると沢城昭彦もカメラマンとして参加。団塊世代のひとり、色黒の肌が口髭とマッチした男だった。野田も認める二枚目だったが、ギャグを愛するひょうきんな一面もあった。

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