米倉涼子も広末涼子も小島瑠璃子も…“イエスマン”が集まってしまう個人事務所の是非

公開日: 更新日:

大手事務所に残っていたらどうだったか?

 女優の広末涼子(45)が、TBSテレビ「オールスター後夜祭'25秋」(11月4日放送)のクイズで名誉を毀損されたとした問題で、同局は「捜査中の交通事故を題材として扱ったことは不適切でした」と9日に謝罪した。

「イジられた本人からすれば、不快極まりない。芸能人だから何を言ってもいい、有名税だというのはかわいそう。しかも、捜査中の交通事故に関するイジりですから、TBSはやり過ぎだという意見はもっともです。ただ、バラエティー番組でギャグとして言っているわけです。深夜ラジオのネタハガキと同じですよ。そのイジりに1つ1つ対処していったら、いくら時間があっても足りなくなる」(前出の芸能記者)

 今回の件に関して、TBSを責める声もあれば、広末の抗議を行き過ぎとする意見もある。芸能記者が続ける。

「芸能人のスキャンダルや事件がギャグにされると、世間的な許しを得たという1つの目安になります。事態が深刻なままだったら笑えないし、そもそも冗談にならない。現場で笑いが起こっていたので、ギャグとして成立するほど、世間の空気は広末さんに寛大だと示しているとも思います。ただ、本人の中ではまだ吹っ切れていないということなんでしょうけどね」

 TBSに抗議をすれば、賛否両論が渦巻くことは予想できた。それでも、広末側は踏み切った。

「昨年2月に独立して個人事務所で活動しているため、本人の意思が通りやすくなった。ただ、抗議してしまえば、ネット上で《度量が小さい》などの意見が出てくると目に見えるはずです。それを知れば、さらにメンタル的につらくなる可能性もある。大手事務所にいたら、本人をうまく説得して抗議しなかったのではないか」(前出の芸能関係者)

 今回の抗議は広末の女優活動にプラスか、マイナスか。米倉の捜査報道と小島の今後の活動にも注目だ。

  ◇  ◇  ◇

 広末涼子も米倉涼子にも危なっかしい話がつきまとう……【関連記事】も併せて読みたい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発