大谷翔平が大スランプでスタメン落ち危機…ドジャース3連覇に暗雲「鼓舞する存在」が一転ブレーキに

公開日: 更新日:

 三振が2つに、右方向への力ない内野ゴロが3つ。右方向へのゴロを量産するのは状態が悪いときの典型で、いまだ出口が見えないのがドジャース大谷翔平(31)だ。

 日本時間12日のジャイアンツ戦は5打数ノーヒット。これで11試合、本塁打がない。111打席でわずか1本塁打と、打撃不振はかなり深刻だ。

「シーズン序盤は本調子でなくても、四球を選んで出塁していた。今夜が典型だが、いまは無理にスイングして(スランプを)抜け出そうとしているように見える。調子を崩している打者に見られる傾向だ」

 試合後に大谷の打撃についてこう話したロバーツ監督は日本時間13日、同15日のジャイアンツ戦で今季初の休養日を設ける方針を発表した。

 ドジャースはこの日の試合で3連敗。ナ・リーグ西地区首位の座を0.5ゲーム差でパドレスに明け渡した。1番打者の不調がチームに与える影響はただでさえ大きいが、それが大谷だと波紋の大きさは倍増する。

 大谷が本塁打を1本しか打ってないここ23試合、チームは10勝13敗と負け越し。MLB公式ホームページが「大谷が調子を戻せば、チームはより安定した成績を残せる」と指摘したように、ドジャースにとって大谷は特別な選手だからだ。

 昨年末のNHKスペシャルで、フリードマン編成本部長は大谷についてこう言っている。

ワールドシリーズ連覇のキーマンだったが…

「彼のひたむきさと献身は、チームにプラスの影響を与えている。周囲を鼓舞し、ひとりひとりにもう少し努力をしないといけないと思わせた。連覇に向けて、みなを団結させたんだ」

 昨年9月6日、先発予定のグラスノー(32)が当日になって背中の張りを訴えると、大谷は当初の先発予定を3日前倒ししてマウンドへ。約163キロのストレートを投げるなど4回途中まで無失点に抑えた。

 同番組の中で、野手最年長のロハス(37)はこの大谷の登板がチームの流れを変えたとこう話している。

「シーズン後半はドジャースらしい野球ができなかった。ショウヘイは我々を目覚めさせてくれた。チームのためにマウンドに立った。ショウヘイだからできること。他の選手のモチベーションになる」

 投げて打ってのフル回転はもちろん、野球への取り組み方、チームへの献身はフリードマン編成本部長やロハスが指摘するようにワールドシリーズを連覇するうえでキーになった。

 チームの牽引車であるはずの大谷が、「周囲を鼓舞」したり、「ナインを目覚めさせる」どころか、自身がこれまでにないような大スランプに苦しみ、スタメン落ちの危機に瀕している。大谷の不調は単なる一個人の問題にとどまらない。1998~2000年のヤンキース以来となるワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースにとっても大問題だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定