ベッセント財務長官が日本に立ち寄った狙い トランプ大統領の名代として日銀総裁とも会談

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「高市総理に会うのを楽しみにしている」──到着の途端、含みを持たせた発言だ。米国のベッセント財務長官が11日来日。13日まで滞在し、12日は高市首相、片山財務相、日銀の植田総裁らと会談する。

 政府は13日からの「国賓」訪中に合わせ、トランプ大統領に日本への立ち寄りを打診。高市首相との首脳会談で日中関係や台湾問題など認識の共有を図る考えだったが、あえなくトランプはスルー。名代として訪中に随行するベッセント財務長官が、事前に送り込まれた格好だ。

 来日に先立ちベッセント財務長官はSNSで「アメリカ・ファーストの経済政策の実現に向けて、生産的な協議となることを期待している」と意欲を示した。はたして「米国第一」のため、日本に何を求めてくるのか。

「会談相手に植田総裁を選んだことで一目瞭然。利上げを促すのは確実です。トランプ政権内には、日本が円安で米国から不当な利益を上げているとの共通認識がある。ベッセント氏も4月中旬のG20ワシントン財務相・中央銀行総裁会議で、日本の実質金利の低さが円安の要因とクギを刺した。その直後に日銀が4月下旬の金融政策決定会合で利上げを見送り。当然、不満を持っています」(経済評論家・斎藤満氏)

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