スペイン・カタルーニャ州独立 映画で理解する歴史的背景

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 住民投票でスペインからの独立支持が多数を占めたカタルーニャ州で、州首相が独立宣言に署名。しかし施行は数週間延期し、中央政府との対話の可能性を残した。だが現地では数十万人のデモが巻き起こり、もはや後戻りはできない勢いだ。

 世界中でナショナリズムが高まる中、民族対立の最前線となってしまったカタルーニャの独立問題について、この地方独特の空気を理解するのに役立つ映画がある。

 バルセロナの国際的シェアハウスで暮らす7人の若者を描いた青春映画「スパニッシュ・アパートメント」(02年、スペイン・フランス)だ。作中で描かれる“カタルーニャ気質”について、映画批評家の前田有一氏がこう解説する。

「主人公の若者は就職に必要なスペイン語を習うためこの地の大学院に行くのですが、そこでは標準スペイン語ではなくカタルーニャ語で授業が行われている。さっぱり通じないので他の留学生がクレームをつけますが、教授は断固として聞き入れません。これはフランコ独裁時代に数十万人もの国内移住者を送り込まれ、カタルーニャ語を禁じられた民族的トラウマの名残を描いたシーンです」

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