三枝成彰
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三枝成彰作曲家

1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2017年、旭日小綬章受章。

ベーシックインカムと「働かない生き方」について考える

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染者が世界で9番目に多いスペインで、ベーシックインカム(BI=最低所得保障)制度が導入される。

 新型コロナの蔓延で食糧支援を受ける人が急増したことを受け、5月末に閣議決定された。世帯当たり約12万円の上限を設けて政府が所得を保障するというもので、一人親世帯への給付が手厚くなる一方で、一人暮らしの成人は少なくなる見込み。所得制限も設けられるが、低賃金の労働者は給与に支援を上乗せ可能。これによってスペインの全世帯は、最低でも年間120万円程度の所得が確保されることになるという。

 日本でも導入を検討すべきだろう。コロナ以前から格差が拡大し、不安定な生活を強いられる人が増えているのだから、ためらう理由はない。

 本来、BIは全国民を対象に、最低限の生活ができるだけのカネを一律に配る制度だ。所得によって金額が変動するものではない。日本でも今年4月に1人当たり10万円の特別定額給付金を所得に関係なく支給することを決めたが、これを毎月、恒久的に続けるイメージ。働いていても働いていなくても、最低限の生活ができることを国が保証する。そのために決まった額を支給する仕組みだ。

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