足立区議会議員の炎上問題 江戸時代ならどうなった?
足立区の議員が性的マイノリティーの問題で炎上しているらしい。マイノリティーの問題よりも、「普通の家庭」という言葉にひっかかって炎上したらしい。議員の普通はもう普通ではないということのようだ。
「普通」という言葉にまで気を使わなければいけない議員が気の毒な感じもする。
江戸時代は、「普通」という感覚が普通にあった時代である。江戸時代にはもちろん「普通」という考えが一般的であった。ただし、いまのように「日本全国一律の普通」などというものはない。
武士には武士の普通、商人には商人の普通、職人には職人の普通というものがあった。また、住んでいる場所でも、鍛冶屋は鍛冶町、箪笥屋は箪笥町というように職業で決まっていた。いまと違って情報が伝達されないから「地域の普通」の中でやっていたのである。
現代の問題は「普通の範囲」が広すぎることになるのではないか。
そもそも70歳の男性と20歳の女性の「普通」が同じ基準で語られることがおかしいのだ。