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井上理津子ノンフィクションライター

1955年、奈良県生まれ。「さいごの色街 飛田」「葬送の仕事師たち」といった性や死がテーマのノンフィクションのほか、日刊ゲンダイ連載から「すごい古書店 変な図書館」も。近著に「絶滅危惧個人商店」「師弟百景」。

<7>首都圏で増える通夜抜き告別式のみの「一日葬」は簡略化ではない

公開日: 更新日:
高度成長で通夜が葬式化(C)日刊ゲンダイ

 コロナ禍がもたらした「直葬」「骨葬」「小型家族葬」「事前焼香」に続いて、今回は「一日葬」。通夜を省いて告別式だけを行う形式のことだ。

 一日葬は、葬儀業界で「ワンデー」と呼ばれ、約10年前から一部で行われてきていた。都内のある葬儀社役員は「ウチは一般葬の平均お客さま負担額… 

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