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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

26歳内科医が過労自殺…勤務医という雇用形態には無理がある

公開日: 更新日:
26歳医師自殺で神戸市の「甲南医療センター」病院が開いた記者会見(C)共同通信社

 神戸市の甲南医療センターに勤務する26歳の内科医が自殺した。過重労働が原因だ。この件は医療界の構造的問題を反映している。

 まず、注目すべきは病院の経営難だ。甲南医療センターを経営する公益財団法人甲南会の財務諸表によれば、2022年度の医業関連収益は約192億円。一方、経… 

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