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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

日本のコロナ対策が迷走した原因は「国民の健康より国家の都合」な厚労省の体質にある

公開日: 更新日:
世界的にみて異様な厚労省の対応(加藤勝信厚労相)/(C)日刊ゲンダイ

 なぜ、我が国のコロナ対応は迷走したのか。コロナ対策の主体は厚労省だ。その前身である厚生省は昭和13年に内務省から分離独立した。今回の迷走劇を考える上で、内務省を理解することは重要だ。

 内務省は、征韓論を端緒とする明治6年の政変をきっかけに設立される。初代内務卿に就任した… 

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