最高時速50キロの恐怖…「オフロード電動自転車」はなぜ野放しなのか?
今月6日、東池袋の歩道で、23歳無職の女が運転する電動キックボードが60代女性に衝突。肋骨が折れる大ケガを負わせた上、逃走したとして自動車運転死傷処罰法違反と道路交通法違反の疑いで警視庁に逮捕された。
電動キックボードは、自転車通行可の歩道で時速6キロ以下なら走行が可能になったが、女は10キロ以上で走行していたとみられる。
7月1日の改正道交法の施行以来、運転免許不要の手軽さと貸し出し台数の急増で移動手段として急速に普及。だが、飲酒運転による事故多発など、利用者のモラルの低さで都内は“無法地帯”に──。その電動キックボード以上に「怖い」「どうにかしてほしい」という声があがっているのが、オフロードの電動自転車だ。
「横断歩道を渡ろうとしたとき、バイクのような大きな車体が突っ込んできて、危うくぶつかりそうになりました。おそらく20キロ以上は出ていたと思いますが、あれがバイクでないのには驚きました」(50代男性)
「西新宿付近を自転車で走っているとき、ペダルをこがずにものすごいスピードで疾走するオラオラ系のお兄さんのイカツイ電動自転車に追い抜かれました。フル電動は原付扱いのはずなのにナンバーはありませんでした」(20代女性)