お別れのハグは「最長3分まで」 ニュージーランドの空港に掲げられた注意喚起の標識に賛否両論

公開日: 更新日:

 空港の出発ロビーの前には、たいてい飛行機に乗る人を車で送って降ろせる「車寄せ」がある。英語では「ドロップオフゾーン」と呼ぶが、ニュージーランドでは、あそこで結構な時間、ハグをして別れを惜しむ人が多いらしい。

 南島のダニーデン国際空港のドロップオフゾーンで最近、ハグする2人のピクトグラムとともに次のように書かれた標識が登場し、賛否を呼んでいる。

「ハグは最長3分まで」「もっと親密なお別れをしたい場合は駐車場をご利用ください」

 同空港の駐車場は15分までは無料だそうだが、この「最長3分まで」標識に、ネット上では様々な声が上がっている。

《そんなにせかすなよ。ちょっと人間味に欠ける》と批判する声もあれば、《ハグの時間を計測する監視員を雇うつもりかよ》《過保護にもほどがある。国家がそこまで介入するか》などとあきれる声も。《サヨナラのハグは3分もあれば十分だろ》という日本人からするともっともな意見も出ている。

 同空港によると、この標識は安全対策の一環として導入され、ドロップオフゾーンの交通の流れをスムーズにすることを目的としている。同空港のダン・デ・ボノCEOは地元ラジオにこう説明した。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か