冬眠明けのクマは危険…3〜5月にエサ不足の恐れ、専門家が警戒呼びかけ

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 昨年、クマによる人身被害が最も深刻だった秋田県。主なエサとなるブナの実が凶作だったことが、大量出没の一因とみられている。

 秋田県林業研究研修センターは、2002年から独自の基準で県内5カ所の結実状況を調査。今年は「豊作」の見通しで、27年は「凶作」と予測する。

 同センターの和田覚環境経営部長がこう指摘する。

「昨年はブナに限らず、ドングリやミズキ、ヤマブドウなど、山に秋の生り物がほとんどない状態でした。一方、柿や栗、くるみは里にある樹木で豊作凶作の波が少ない。クマの主食となるブナは大きな木の中で最も早く開葉し、花を咲かせます。5月の連休ごろに実ができ、10月ごろに栄養価が高くなり、クマは脂肪分が多い実を食べて冬眠に入ります。その実が昨秋はなかった。冬眠明けの春先はまだ山の植物が芽吹いておらず、5月ごろまでエサが不足することが考えられ、注意が必要です」

 もっとも近年は凶作が当たり前で、豊作になること自体、珍しいという。ブナの豊作は21年まで5~7年に1回の周期だったが、22年、24年と隔年で豊作となり、23年と昨25年はクマが大量に人間の生活圏に下りてきた。昨年も各地で子連れのクマが目撃された。

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