ボージョレ・ヌーボー解禁 気になる今年の出来は…銀座の“ソムリエ”ママも太鼓判

公開日: 更新日:

 今年も恒例イベントがやってきた。21日の午前0時、フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売が解禁された。

 毎年、11月の第3木曜日が解禁日と定められており、全国各地のスーパーや酒屋などの店頭に、ボージョレ・ヌーボーが一斉に並んだ。原材料高や円安の影響で輸送コストは膨らんでいるが、ワイン輸入も手がける大手飲料メーカーのサントリーは「多くの人に手に取ってもらいたい」として、販売価格を据え置き、昨年より輸入量も増やす。

 ボージョレ・ヌーボーは毎年、その“出来”が注目されるが、今年はどうか。日本ソムリエ協会正会員で、銀座の文壇バー「くらぶ英子」を経営する白鳥英子さんはこう話す。

「今年は生産地の仏南東部が雷雨やひょうといった荒天に悩まされましたが、その中でも選び抜かれた果実を使用し、ジュワッとした果実感が魅力のワインに仕上がりました。夏ごろに多く雨が降ったことが果実の糖度に影響し、飲みやすいものになっています。とても上品な味わいで匂いもエレガントです」

 日刊ゲンダイ記者も実際に英子さんの店で飲んでみたが、なめらかでとてもジューシーな味わいだった。皆さんも「秋の風物詩」を堪能してみるのもよしだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし