梅酒とレモンサワーで「食中毒」対策ができる? 高知大名誉教授が寄稿

公開日: 更新日:

 米マクドナルドのハンバーガー、山梨県の焼き鳥店での白レバーとささみ、横浜市のデパートでのうなぎ弁当……。いずれも最近報じられた食中毒問題に関する食品だが、高知大学の松岡達臣名誉教授が食中毒に関する興味深い実験を行っている。その内容を寄稿してもらった。

■市販のレモン缶酎ハイで99%以上死滅

 空腹時に口から入った微生物の多くは、pH1~2という強い酸性の胃酸によって胃の中で殺菌される。しかし、酸に対して耐性のある微生物は完全には殺菌されず、生き残ったものが腸に移行して食中毒の原因になる。

 一方、弱い酸や、酒類に含まれるエタノール(エチルアルコール)は、単独では殺菌力が弱い。しかし弱い酸とエタノールを混ぜて「酸性エタノール」にすると、殺菌力が増大する。 

 筆者の実験では、塩酸(pH3)とエタノール(10%)の混合液で酸耐性の肺炎桿菌を懸濁処理(除菌効果の実験で最もよく行われる方法)。すると塩酸のみ、あるいはエタノールのみで処理した場合に比べて、菌の生存率は1万分の1以下にまで低下した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る