著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

中居正広さんの反論が問うていること…「性暴力」報道は正しかったのか?

公開日: 更新日:

 2025年3月、フジテレビが設置した第三者委員会は、元女性アナウンサーによる性被害の申告を受けて、中居正広氏の行為を「WHOの定義に照らし、性暴力に該当する」とする調査報告書を公表しました。これに対し、中居氏の代理人は5月、正式な反論文書を提出し、報告書の内容および調査手続きのあり方に重大な問題があると強く批判しています。

 反論文書では、中居氏が第三者委員会のヒアリングに約6時間応じたにもかかわらず、その発言が報告書にほとんど反映されていない点が問題視されています。また、「性暴力」という文言が、事実関係と乖離した過度に強い印象を与え、本人の名誉を著しく損なうものであると主張されています。さらに、判断の根拠となったヒアリング記録や関連資料の開示を求めており、調査結果の透明性や手続きの公正性に対する疑義が示されています。

 この問題は、報道機関による情報の伝え方にも影響を及ぼしています。報道は、その社会的影響力の大きさを自覚し、伝え方や表現に慎重であるべきです。とりわけ、センシティブな事案について、一方の見解や未確定な調査結果をあたかも確定した事実であるかのように扱えば、報じられた側の名誉や社会的信用を一方的に損なうことになりかねません。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深