ありえない“パワハラ職場”経験談6選。「先輩の指示で話せないの」って小学生かよ!?
苦痛でしかない…退職に追い込まれたパワハラ体験談6選
パワハラが問題視される時代ですが、今もなおパワハラが原因で退職に追い込まれている人が少なくないようです。今回はパワハラ体験談を6つご紹介します。
どのようなパワハラを受けて退職に追い込まれたのでしょうか? 中には退職した今も、仕事や心身に支障が出ている人もいました。
1. 言葉の暴力
「仕事でミスをしたことがきっかけです。その日を境に、上司から言葉の暴力を受けるようになりました。
毎日『ポンコツだな』『お前のようなバカが部下で迷惑』『存在が鬱陶しい』って言われてましたね。周りも誰もフォローしてくれないし、見て見ぬフリ。笑っている人もいたくらいです。約4カ月耐えたけど、限界がきてやめました」(37歳・男性)
こちらの男性は毎日のように暴言を吐かれていたそう。次第に周りの人のことも怖くなり、ご飯が食べれなくなったり眠れなくなったりしたため、退職したそうです。
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2. 休ませてもらえない
「とくに急ぎの仕事じゃないのに残業するように命じられたり、休日にLINEがきて『今日中にこれやっておいて』と言われたり。とにかく休みがもらえませんでしたね。単なる嫌がらせだと思います」(29歳・女性)
相手は勤続年数が長い女性で、新人に厳しい上司だったそうです。社内では僻みや嫉妬が原因じゃないかと噂されていたのだとか。
3. 身体的な暴力
「『なにやってんだ!』と本で頭を殴られたり、『しっかりやれよ』と蹴りをくらったりと、自分の場合は身体的な暴力が日常的でした。
痛くない軽い感じだったらスキンシップのうちかもしれないけど、アザができることもあったくらいなので、普通にやりすぎだしパワハラだと思います」(32歳・男性)
相手はスキンシップのつもりなのか、笑いながら暴力を振るってきたとのこと。しかしアザができるほどですから度が過ぎていますよね。
4. ある日突然フルシカト
「ある日、突然みんなから無視され始めました。ワケが分からずにいたら、同僚から『先輩の指示で〇〇ちゃんとは話せないの…』とLINEがきたんです。
『くだらねぇ』と思ってその後すぐ辞めましたけど、仲がよかったはずの同僚も同調して無視してきたことがショックでしたね」(30歳・女性)
まるで学生時代の「あの子を無視しよう」みたいな幼稚な嫌がらせ。こんな職場が大人社会でもあるんですね…。
5. 脅される
「上司から『私の誘い断っちゃって大丈夫なの?』とか『電話に出ないなんていい度胸してるわね?』って、脅しのようなことを毎日言われていました。
権力を使って脅して、部下を自分の思い通りにしようとするところ、人としてあり得ないしついていけないので辞めました」(31歳・女性)
自分の思った通りの反応がかえってこないと脅す上司だったそう。なにがなんでも言う通りにさせたいのでしょう。
6. 雑務しかさせてもらえない
「入社して3年経って後輩もできたのに、自分だけ社内の掃除や備品の買い出しなど、ずっと雑務しかさせてもらえませんでした。
おかげで後輩にも見下されるようになり、耐えられずにやめました。辞めて数カ月経ちますが、また同じ目に遭うんじゃないかとビクビクしちゃって仕事ができずにいます」(28歳・男性)
このように、仕事を与えず過小な要求をし続けるのも立派なパワハラですが、気づかずに耐え続けている人もいるかもしれません。
まずはしかるべき窓口に相談するのも手
パワハラに悩みながらも、「辞めるのは逃げ」「自分が打たれ弱いだけ」だと考えて我慢しつづけてしまう人もいるでしょう。
しかし、パワハラの中には侮辱罪や暴行罪とみなされるひどいケースもあります。社内の相談窓口や人事部など、信頼できる人に伝えたり、外部の専門機関を頼るという手段もあります。
どんな道を選んでも決して弱いわけではありませんから、自分を責めないようにしてくださいね。
(コクハク編集部)