MBTI性格診断の方がマシ?「血液型占い」に若者がドン引きするワケ
売れっ子脇役の迫田孝也(48)が先日、テレビの深夜番組で、占い師から「このままでは奥さんに捨てられます」と離婚危機をほのめかされて、大慌て。ネットニュースになっていたが、〈占われた人、見てる人、信じてるの?〉なんて冷ややかな書き込みもある。
「いちいち占いに目くじらを立てることもないと思うんですが、先日、職場の飲み会で血液型の話をしたら、20代の女性社員から〈それってハラスメントですよ〉と真顔でたしなめられちゃって」と食品メーカーの40代マネジャーは苦笑する。
血液型で差別的な発言をする「ブラッドタイプ・ハラスメント」という用語が生まれたのが1994年。もう30年になるが、言われてみれば、最近、血液型占いの話をしている人をあまり見かけないような……。
脚本家でライターの源祥子氏がこう話す。
「血液型の話をするのって昭和世代ですよね。血液型をずけずけ聞くオジサンって、いかにも〈B型? 自己チューか〉なんて決めつけが激しそうで、〈男はこうあるべきだ〉なんてジェンダーハラスメントな発言もしそうです。若い世代にとって血液型占いは、昭和臭がぷんぷんするオジサンのイメージと直結しているのかもしれません」