巨人・岡本和真のメジャー挑戦「来オフに後ろ倒し」は本当か? 球団内でも意見割れる
「明らかにチームの雰囲気が変わったのは確かですよね」
とは、ライバル球団のスコアラーだ。左肘靱帯損傷で長期離脱していた主砲の岡本和真(29)が16日の阪神戦から復帰した途端、にわかに打線が活気づき始めた巨人について、
「岡本が一軍に戻ってきてからの8試合で4勝4敗とチームの戦績は五分ながら、平均得点は4.87に跳ね上がった。本人も復帰後8試合で打率.276、3本塁打、5打点と心配された後遺症はない。言ってもしょうがないことですけど、岡本の離脱がなければ、阪神の上にいたかどうかはともかく、少なくとも独走を許すことはなかったでしょうね」
というのだ。
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その岡本は昨年12月の契約更改後の会見で「昔から憧れていた場所、目標にしている場所でもある。毎年、上を目指してやっている。野球をしていたらそういう目標をみんな持っている。僕もそのひとり」と初めて公の場でメジャー挑戦の思いを口にした。早ければ今季終了後にも、ポスティングによる米球界移籍が実現するとみられていたが、左肘靱帯損傷の長期離脱、それによるチームの不振もあって、今オフの挑戦は封印する――というのが大方の見方になっている。