巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か
21日のヤクルト戦で5回3安打1失点の好投、日米通算199勝となる今季2勝目を挙げた巨人の田中将大(36)に対する評価が一変した。
楽天から加入した今季は、4月3日の巨人初登板で勝利投手になったものの、その後は立て続けに炎上して二軍落ち。8月に3カ月のファーム暮らしを経て一軍復帰してからも、白星を手にすることができず、チーム周辺でも「198勝のまま引退か」と囁かれた。
「それが、ヤクルト戦後には『200勝は堅い』『来季も先発ローテでいける』と各スポーツ紙の巨人OB評論家も絶賛です。実際、一軍復帰後は特に直球の質が明らかに良くなった。二軍落ち以降、阿部監督を始め投手コーチも田中について語りたがらない状況になっていましたが、今の状態をキープできるなら、来年も戦力として計算できると評価が変わってきている。引退不可避の窮地から大逆転、という感じです。むしろ、いよいよ後がなくなっているのが同級生の坂本勇人です」(球界関係者)
田中将と同年齢(36歳)の坂本は、15日の阪神戦で4点差逆転の口火を切る代打3ランを放ったものの、翌日からこの日のDeNA戦を含めて6試合連続スタメン落ち。19日からのヤクルト3連戦は出番すら与えられなかった。