英北部で経験豊富な女性スカイダイバーが…パラシュートが開かず死亡の真相
事故ではなく自殺だった……今年4月27日、英国北東部ショットン・コリエリーで、経験豊富なスカイダイバーのジェイド・ダマレルさん(32=写真、本人のフェイスブックから)がダイビングした際にパラシュートが開かず、地面に叩きつけられて死亡した。
ジェイドさんが意図的にパラシュートを開く操作をせず、特定の高度と速度で自動的にパラシュートを開く自動展開装置も故意にオフにしていたことから、検視官は8月21日、ジェイドさんの死は「自殺だった」との調査結果を公表した。
自殺の前日、ジェイドさんはパートナーとの関係を終了させたばかりだった。この破局が自殺の引き金になった可能性が指摘されている。
ジェイドさんは降下前に、スマホのロック解除方法をメモに残し、財産に関するノートや家族への謝罪と感謝のメッセージなどを記していた。捜査に当たったダラム警察は、現場でこれらのメモを確認し、ジェイドさんの行動が計画的だったとしている。
英国では毎年、装置の故障や操作ミスによるスカイダイビングの事故で数人が亡くなっているが、自殺は極めてまれ。主要メディアが一斉に報じるなど衝撃が走っている。