「東映の仁義なき戦い」野地秩嘉著

公開日: 更新日:

「東映の仁義なき戦い」野地秩嘉著

 東映の映画監督・降旗康男は、高倉健が役者として男を上げたのが「日本侠客伝」だという。高倉のファンは殴り込みのシーンになると、「待ってました」「健さん!」とスクリーンに向かって声をかけた。

 主役の高倉は自分の演技が不本意であっても「撮り直し」を要求しなかった。「一発OKじゃなければ芝居しない」と言われたが、撮り直しになったら睡眠不足のスタッフが事故を起こしてケガをするのを心配したからだ。主役はクローズアップのシーンが多いため、ひげが伸びていたり、二日酔いで顔が膨れたりすると撮影できない。高倉は画面に矛盾が生まれないように太らぬよう食事をコントロールし、毎日、理髪店で髪を0.4ミリだけカットしていた。

 関係者が、娯楽といえば映画だった時代の東映を語る。 (プレジデント社 2200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  2. 2

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  3. 3

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方

  4. 4

    スピードワゴン小沢一敬 約2年ぶり活動再開のウラで見えた浜田雅功の「漢気」

  5. 5

    <第3回>力士とのセックスはクセになる!経験者が赤面吐露した驚愕の実態とは…

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希は結果が伴わない“自己中”で「生き残り」に崖っぷち【31日ガーディアンズ戦に先発へ】

  2. 7

    坂口杏里に必要なのは処罰より“保護”か? 300円サンドイッチ万引で逮捕…呆れる声から心配する声まで

  3. 8

    W不倫報道のNHK與芝アナ 現場で有名だったフェロモン取材

  4. 9

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  5. 10

    前田敦子“アンダーヘア透け疑惑”写真集が絶好調! トップ張った元アイドルの生き様を女性が強く支持