横浜の二刀流・奥村頼人&2年生152キロ右腕・織田翔希の“ガチ評価”は?
奥村頼人(横浜)
23日に決勝を迎えた夏の甲子園大会。ネット裏のプロのスカウトは高校生のドラフト候補をどう見たか。
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甲子園春夏連覇を狙う名門を投打で牽引した。パ・リーグのスカウトは「投手として評価する球団が多い。150キロを超える2年生の後輩・織田のような派手さはないものの、昨秋130キロ台だった直球の平均球速は数キロアップ。ここぞの場面でギアを上げるなど投球に強弱をつけられる。ボールの出どころが見えにくいフォームで、ほぼ同じ腕の振りで直球とチェンジアップを投げられる。母校の先輩で1年目から10勝をマークした阪神・伊藤タイプです」と指摘した。
打者や二刀流として評価する球団もある。
「センバツ準決勝の健大高崎戦で石垣の150キロの速球を逆方向の左翼フェンス直撃の二塁打。夏の神奈川大会では、勝負どころの準決勝、決勝で3本塁打。投手として活躍できなくても、打者としてツブシが利く。二刀流で指名を検討する球団もあるかもしれません」(同)